台湾旅行記 2024/3/23-25 前編

2024年3月23日。

記念すべき30歳の誕生日を迎えた私は、深夜3時、友達のお母さんの車に揺られて関西国際空港へ向かっていた。午前7時台の便で台湾に向かう。楽しい春休みの始まりである。

 

ーーーーーーーー

1.Twitterの友達

2.台湾旅行記

3.振り返って

ーーーーーーーー

 

1.Twitterの友達

彼女と出会ったのは、遡れば2019年の秋頃のこと。出会いはTwitterだった。

 

年齢が近い。関西に住んでいる。同性。共通のフォロワーが何人かいる。

 

挙げられる私と彼女の共通項はこれぐらいしかなかった。

 

それでも、人と人が仲良くなるには、直感以外の理由なんて必要ないもので、

なんとなく仲良くなって、なんとなく一緒に食事に行ったり遊ぶようになって、家に遊びに来てもらったり、結婚式にも来てもらったりして、気付けば5年が経っていた。

 

「台湾にいきたい」という話は、いつ頃にどんな流れで話がまとまったのだろう。

ことの顛末は全く覚えていないけれど、トントン拍子で日程が決まって、カフェやLINEで行きたい場所の作戦会議を繰り返し、しっかりとした旅程が完成した。

 

Twitterで出会った友達と二人で海外旅行に行く!なんて、言葉にすると怪しさ満点だし、他人におすすめできるものではないけれど、なんだかその不思議さも良いなぁ、なんて思ったりもしていた。

そんなふわふわしたワクワク感を抱きながら、台湾旅行の当日を迎えたのである。

 

2.台湾旅行記

2-1.台湾旅行1日目

午前5時の関西国際空港は静かだった。

 

予定通り少し早めに到着した私たちは、友達のお母さんが用意してくれたミスタードーナツを選びあって、朝の軽食とした。

久し振りの飛行機にドキドキしていた私は、「荷物を取り間違えないようにしなきゃ!」と意気込んで、大きなアザラシのぬいぐるみをスーツケースに括り付けて準備をした。

ちなみに、荷物を預けるときに「ちぎれたり汚れたりしますよ?」と念押しされました。覚悟をもって「大丈夫です」と答えました。

荷物を預けた後はスムーズに搭乗することができ、機内で眠ったりスイカゲームを楽しんだりしているうちに、あっという間に台湾に到着。

…めちゃくちゃ混んでるぅー!!!

 

思い返せば、最初は2月の3連休に行こうとしていた台湾旅行。あんまり良い飛行機の便がないし値段も高いねと言って、3月の後半の土日に有給休暇をくっつける形で2泊3日の旅程を組んだのだった。3連休でもないのに、こんなに混んでいるのか!

 

それも納得…というのが、今回の旅行は非常に安価に飛行機と宿を押さえることができたのである。2泊3日で1人あたり6万ちょっとぐらい。お得すぎる!そりゃあみんな行くよねぇと思うなどした岡本でした。

 

無事に空港を脱出し、電車で街中へと移動する。

旅程は友達が分かりやすいしおりにまとめてくれていたので、何度も参照しながら移動した。なんて便利なのでしょう。

取りあえずホテルに荷物を預けようと街に出たところで、チャウチャウに遭遇する。

海外旅行で動物に会えるのは嬉しい。もちろん多少は警戒するけど。(噛まれると大変なので)

 

荷物を預けた後は、散歩しながらエビ釣りのお店へと向かう。

 

途中、とても綺麗なバラ園があって、無計画に立ち寄ったのが楽しかった。

旅って、なんとなく大まかな目的地は決めていくことが多いけれど、途中で無計画に発生するあれこれの方が旅の醍醐味だったりするんだよなぁ。

美しい花、バラと夏の香り。今でもあの日のあの瞬間が鮮明に思い出せる。

 

そして、エビ釣り。

台湾に行くと決まった時に、「どこか行きたいところはありますか?」と聞かれて最初に挙げたのがこのエビ釣りでした。

エビを釣るのは初めてで、釣れなかったら悲しいよな~と心配したりしていたけど、ちゃんと良いペースで釣れて安心しました。

エビの口から針を外すのが意外と難しくて、何度も挟まれる羽目に。友達は流血していた。エビの逆襲、恐るべし。人間の逆襲として、塩をかけて美味しくいただきました。エビ、ありがとう。

 

腹ごしらえを済ませた後は、街歩きをしたり、コンビニに行ったり、行天宮に行ったり。

お気に入りのカメラ、FUJIFILM X100Fを片手に歩き回るのは、とても楽しい。

カメラのことはいまだによく分かっていないけれど、上手く撮れていないところも含めて、自分の写真だなぁと思う。それも悪くないと思っていたりする。言い訳にしか聞こえないかもしれないけど!

 

東門の思慕昔で巨大マンゴーかき氷と格闘し、なんとか勝利を収めた後は、また歩く。

何か食べ歩きできるかなーと思っていた東門市場が軒並みシャッターを下ろしており、ひたすら暗いディープスポットになっていた。もちろんそれも悪くないけど、あれれGoogle Mapの口コミでも知らべたつもりだったのになぁと首をかしげながら、西門に移動。

 

西門では阿宗麺線を美味しくいただき、カフェでカフェラテを飲んでまったり。旅先のカフェ、大好きです。

 

カフェを出たらすっかり日が暮れていて、夏の夜らしい喧騒に包まれた街を通り過ぎて、龍山寺へと向かった。

龍山寺はとても煌びやかで、賑わってはいるけど、人が多すぎる訳でもなく、なんとなく居心地が良くて不思議でした。ただ派手なだけじゃないんだなぁ。仏教や道教儒教などの様々な宗教が集合した寺院なんですよね。熱心に参拝されている地元の方もたくさんいて、信仰のある大切な場所に来させてもらっているんだなぁと感じたりしました。

龍山寺が美しすぎて、逆にあまり良い写真が撮れていないという謎現象。いちばん良かった写真がこれです。インカメ岡本&眼が光る龍。

 

龍山寺を出た後は、夜市を練り歩くことに。小籠包は食べよう!と決めていたけれど、他にもう一つくらい何を食べようかなぁという話になり、あてもなく歩いていたところに…

スッポン現る。ということで、人生初のスッポンを台湾で食べることに。

どう見てもスッポンやないかい!!!という見た目のスッポンスープを友達と分け合う。コラーゲンを感じる美味しいお味でした。怖いは見た目だけだね。お店の人にスッポンの血も飲まされましたが、お酒と混ぜたものだったため、ほぼお酒の味。どいう感じで、血の味はよく分からない感じでした。

スッポンを食べた後は、屋台で小籠包を買って、駅前のベンチで一息をついて美味しく小籠包タイムを楽しむ。めちゃくちゃ美味しかったなぁ。

 

小籠包を食べ終わる頃に、優しいおっちゃん達に身振り手振りで「ちょっと退いてねー」と声をかけられ、どうしたのかなぁと思って立ち退くと、あれよあれよといううちにホームレスの人たちが寝支度をして段ボールを広げ始めた。なるほど、このあたりに寝具を片付けていたのだなぁ。眠りの邪魔をするのも野暮なので、私たちも寝支度をしようということでホテルへの帰路についた。

 

ホテルに帰る前には、近くのセブンイレブンに立ち寄り、

 

友達はハーゲンダッツ、私はポテトチップスと、二手に分かれて自分の好きな食べ物を調査。

日本と同じ品ぞろえのものもあれば、そうでないものもある。

 

特にハーゲンダッツは、カップの中にスプーンが入っているのが新鮮で、めちゃくちゃ便利じゃん、と思った。日本でも採用してほしい。

これ。めちゃくちゃ良くないですか?

 

ハーゲンダッツに詳しい友達に聞くところによると、ハーゲンダッツの生産工場は世界に3か所しかないらしく、そのうちの1つが日本の群馬県にあるんだとか。

残りの2か所はアメリカとフランスにあるらしく、台湾で販売されているハーゲンダッツは位置的に日本で作っているはず。との分析であった。面白いなぁ。

 

…そんな話をホテルのベッドで聞いているうちに、夜は更けていった。明日も朝が早いから、ちゃんと寝ないとなぁ。ポテチを食べた私は、シャワーを浴びて歯磨きをして、しっかり寝支度を整えて、30歳の誕生日を終えたのであった。

 

後編へ続く!